※ 本記事について: 本記事は公表されている競走成績と血統情報をもとに、種牡馬の産駒がどういう条件で力を出しやすいかを整理したものです。馬券の的中を保証するものではなく、購入の判断材料としての利用は推奨しません。適性の解釈は当サイト独自の見解を含みます。

Palace Pierは父Kingman、母Beach Frolic(母父Nayef)。現役成績は11戦9勝2着1回3着1回で、負けた2戦もいずれも3着以内。セントジェームズパレスステークス・クイーンアンステークスなど英GI5勝を含む、負けを知らないに近いマイラーだった。

対象と集計方法

当サイトの血統マスタで父がPalace Pierとして登録されている馬は4頭。全頭が2025年6月から2026年7月までにJRAで出走しており、通算28走です。9頭・44走のSt Mark's Basilicaと比べると母数はまだ小さいが、4頭全頭が出走済みで、条件戦を使われ続けている点は同じです。

まだ1勝もしていない

馬場勝率複勝率
210.019.0
ダート70.00.0

以下、勝率・複勝率はいずれもパーセントで、走数を分母にしています。28走のうち、勝ち星はまだ一度もない。芝は21走で複勝率19.0、ダートは7走すべてが4着以下で複勝率0.0である。

馬名最高着順
スカイピア132着
ドルマバフチェ83着
モンドシュピーゲル43着
ハイランドパレス38着

4頭それぞれの最高着順は2着が1回、3着が2回で、ハイランドパレスは3戦して最高でも8着にとどまる。全頭が新馬・未勝利の条件戦を使われ続けており、4頭とも今なお未勝利のままである。牝2頭・牡2頭とほぼ半々の構成で、性による偏りでは説明しにくい。

母の父の顔ぶれも弱くはない。スカイピアはDubawi、ハイランドパレスはWootton Bassett、ドルマバフチェはSmart Strike、モンドシュピーゲルはAcclamationで、いずれも欧米で実績を残した血統である。母系の質だけでは、ここまで勝ち星が出ていない理由を説明しづらい。

現時点で言えること

父は現役時代、11戦のうち9勝、残る2戦も3着以内という隙のない成績を残した馬である。その強さは、いまのところ日本の産駒には表れていない。4頭・28走という母数はまだ小さく、この先勝ち上がる馬が出てくる可能性はある。ただし父の現役時代の内容と比べると、現時点での産駒の成績はかなり見劣りする。血統の評価が高くても、日本での実戦成績が伴うとは限らない例として記録しておきたい。